己こそ己の寄るべ 己をおきて誰に寄るべぞ

良く整えし己こそ まこと得難き寄るべなり

 空手の技は、人を倒すための技術です。

しかし、人を倒すための技を身に付けることが目的ではなく、

倒すための技を互いに出し合いながら、倒されない『強さ』を身に付けることが『護身空手道』の目的です。

 倒されない技や『強さ』を身に付けるためには、その過程で倒される経験も避けては通れません。

「痛い」「辛い」「苦しい」時にこそ、挫けず、退らず、

さらに一歩前に出る『心の強さ』が求められます。

その『心の強さ』こそが、人生を前向きに生きていくために必要な『逞しさ』と考えます。

 空手道は武道です。『武』とは、「戈(ほこ)」を「止」める、すなわち「争いを止める」の意です。

自ら争いごとを仕掛けたり、他人を威嚇し不快な気持ちにさせるような

粗暴な振る舞いは慎まなくてはいけません。

 武道では、常に「礼」を重んじます。「礼」は古くは『禮』と書き、「豊かさ」を「示す」の意です。

豊かさとは、物質的な豊かさではなく、精神的な豊かさ、すなわち、心の余裕(ゆとり)を表します。

常に心に余裕を持ち、互いに尊敬、感謝、愛情の気持ちを表すことが大切です。

 空手道とは、他人との戦いではなく己との戦いです。

豊かな人生を歩むため、少々の困難にはへこたれない強い精神と豊かな心を練り上げ、

真に頼りになる『自己の確立』のために精進してください。

護身空手道 拳心会館

館長 川邉 丈支


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